私の近況2024
2024.1.1 明けましておめでとうございます 新年に思うこと
今年こそ良いことがありますようにと、祈りたくなる世界情勢です。
昨年は、酷い出来事が頻出しました。ウクライナの反転攻勢が膠着状態に陥りました。その背景には、米国を始めとするNATO諸国から必要な武器支援が適宜に行われなかったことがあります。特に、米国議会の共和党が、ウクライナ支援にブレーキを掛けています。
もう一つ、パレスチナとイスラエルの戦争勃発です。ハマスの攻撃が原因とは言え、そうさせたのはイスラエルのパレスチナ政策です。圧倒的な軍事力により、これを良い機会としてパレスチナを消滅させようとしています。少なくとも、現ネタニヤフ政権の極右勢力はあからさまにそうしようとしています。バイデン政権がこのイスラエルの動きを抑制できないどころか、軍事支援までして、イスラエルを擁護し続けています。停戦決議でも拒否権を発動して反対しており、ウクライナ戦争におけるロシアと同じことをやっているのは、米国の国益を著しく損なう愚行です。
国内政治においては、自民党の金権体質が再び明るみに出ました。政権党であることが自民党の最優先事項であり、そのためには金がかかる古い政治手法を存続させたいという強い動機があります。自らの手足を縛ることになる、政治資金規正法に巧妙に抜け穴を仕込み、企業献金を実質的に存続させ、派閥勢力の拡大と議会での多数を維持するための資金としての裏金作りを続けてきました。政権交代のない緊張感のなさが、こうした事態を容認してきたのです。
中国は、経済成長に翳りが見え始め、習近平主席の個人支配が一層強くなり、共産党の正当性と国家の安全を維持することが、最優先になってきたようです。これから経済と軍事面でますます緊張が高まることが懸念されます。北朝鮮も、国民を犠牲にしてミサイル発射を繰り返し、軍事力増強に余念がありません。ロシアとの結びつきを強め、弾薬の軍事援助さえ始めました。明るい材料といえば、韓国との関係がユン政権により改善されつつあることです。
今年こそ、ウクライナ戦争が望ましい姿で終結に向かい、パレスチナに1日も早い停戦が実現する事を願うばかりです。
幸い、日本は平和で、政局に明け暮れていますが、今度こそ政治と金の問題に決着をつけ、透明性と金のかからない政治を実現できる、抜け穴のない政治改革を断行してもらいたいものです。野党がどこまで頑張れるか、自民党がどう抵抗するのか、岸田首相が指導力を発揮できるか、をしっかり見ていきたいと思います。災いを転じて福となすではないが、これを好機として、野党がまとまり、政権交代が可能な状況を作り出してもらいたいものです。これは、国民の責任でもあります。
2024.1.12 やはり岸田首相には何も期待できない
2023.12.27 「岸田首相に期待するとしたら」と、政治改革に期待しましたが、やはり無理な注文でした。この人には、やる気が感じられません。岸田さんの語り口は、何を言っても主語は三人称で、「これこれであるから、こうしなければならない」という言い回しで、「私はこうしたい」という一人称で語る事をしません。この人には、日本をこうしたいと言う考えが元々ないのでしょう。目の前に問題が現たら、その都度絆創膏を貼って修復していくのが間違いのない政治のやり方であるというのが、この人の政治信条であると見受けられます。
岸田首相は「自民刷新本部」なるものを立ち上げました。最高顧問に首相経験者2名を置き、党7役の幹部を中心に据え、これに多数の中堅、若手、女性議員を加えました。若手が自由に意見を言えるのか、疑問を感じざるを得ません。問題の安倍派からは10人も起用されています。しかも、このうち9人がパーティー収入の一部を裏金にしていた疑いがあります。派閥存続を強く主張する派閥の領袖も含まれています。
この人選からは、岸田首相の本気度は伝わってきません。 これまで首相が挙げた具体策は、党によるパーティー収支の監査や、銀行振り込みによる代金の透明化くらいです。派閥やパーティーの温存が前提となっているようです。リクルート事件を踏まえて1989年に策定した政治改革大綱には一切触れられていません。もう過去のものとしたいのでしょうが、この大綱には、今なすべき改革がすでに具体的に書かれています。自民党には都合の悪い内容なので、無視したいのでしょう。
各紙の社説を見ても、「自民刷新本部」には軒並み厳しい味方をしています。
朝日新聞は「自民刷新本部 信頼回復 本気度を疑う」
毎日新聞は「自民の「政治刷新本部」 小手先で済ますつもりか」
読売新聞は「自民刷新本部 改革大綱を踏まえて議論せよ」
日本経済新聞は「自民党は腐敗体質との決別を行動で示せ」
産経新聞は「自民刷新本部 抜本改革なしに未来ない」
与党連立を組む公明党も、政治改革の提言をまとめ、18日にも「政治改革ビジョン」(仮称)として公表するとしています。
・政治資金パーティー券購入者の氏名公表を5万円超へと引き下げ
・政党が所属議員に支出する「政策活動費」の使途公開
・会計責任者が有罪になれば議員失職する「連座制」の導入
・独立機関による政治資金の監査
・調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の使途公開
などが盛り込まれており、踏み込んだ内容となっています。自民党と同じではないと言う事をアピールする狙いもあるでしょう。パフォーマンスに終わらない事を、公明党には強く期待します。この内容は、各野党案とも重なるでしょうから、公明党には大いに頑張ってもらいたいと思います。
2024.2.1 露呈した岸田首相のやる気の無さ
国会が始まり、異例の冒頭から自民党の裏金問題の集中審議が行われ、翌日になって施政方針演説がありました。これらにおける岸田首相の答弁を聞く限り、政治改革に本気で取り組む気がないことがはっきりしてきました。予想通りと言えばそれまでです。
自民党の論理は、政権維持のためには選挙で勝ち続けなければならない。そのためには、自由に使える金がいる。そこで裏金づくりが始まった。これは、金を使い新人候補を当選させ、選挙に勝ち続けることで、政策を実現させてきた安倍長期政権の弊害でもありました。安倍派に限らず、金に頼る政治活動は自民党に染みついた体質です。政権を維持し続けるためには、政治資金を集める手段は死守しなければなりません。しかし、裏金問題が暴露された以上、政治資金規制法の改正はある程度受け入れざるを得なくなりました。それも最小限に抑えたい。これが、自民党の主流や岸田首相の本音でしょう。あとは、野党がどこまで頑張れるかです。
自民党裏金問題に関する岸田首相の答弁を見てみましょう。
・「政治資金収支報告書の訂正作業が順次行われている。その作業を踏まえ党として可能な情報提供をする。」
→「可能な情報」つまり、大半は不可能という意味。
・「関係者の政治倫理審査会への出席は、国会で判断する事柄だ。」
→「国会」と言って逃げている。これも常套句。
・「法改正を伴う改革は各党各会派と共に真摯に議論する。」
→「真摯に議論」の意味は、議論はすることはする。形容詞の多用で誤魔化そうとするのも、岸田流の常套手段。
・「わが党は解体的な出直しを図り、信頼回復に向けた取り組みを進めなければならない。」
→「しなければならない」は岸田文雄の常套句で、やるかどうかは別問題という意味。
→「解体的な出直し」つまり、派閥解消に世間の耳目を集中させ、真の政治資金改革から国民の目を逸らそうとしている。
・「政策活動費の使途公開は政治活動の自由と密接に関わる。使途を明らかにする場合には、各政治団体共通のルールに基づくべきで、使途について答えるのは差し控える。適切に使用されていると認識している。」
→「政治活動の自由」に問題をすり替えている。全くやる気のない証拠。「各政治団体共通のルール」とは、野党を分断する狙い。
→「適切に使用」なら、なぜ裏金が必要だったのか。「政策活動費」を公開できないということは、「裏金」として使いますと言っているも同然。
2024.2.10 巨星逝く
ついにその日が来てしまいました。小澤征爾が88歳で亡くなりました。日本の宝物がまた一つ失われたことになります。レビューした頃の、躍動感に溢れたリズミカルな指揮姿が、今も鮮明に浮かんできます。もうその姿を見ることはできませんが、幸いなことに、CDや録画で、いつでも思い起こすことができます。
今も愛聴版にしているのは、モーツァルトのディヴェルティメント、ブラームスの交響曲、ベルリオーズの幻想交響曲、チャイコフスキーの弦楽セレナードや交響曲です。2002年のニューイヤーコンサートも記念すべき一枚です。
音楽には、溌剌としたリズム感や盛り上がりへの並ならぬ集中力がありましたが、優しさときめ細かさが常に中心をなしていたように思います。西洋の巨匠の強靭な演奏スタイルにはない、しなやかさが、小澤征爾にはありました。これは、日本人の特性なのかもしれません。音楽の構成力に優れており、緩むところ、締めるところ、強めるところ、弱めるところ、特に盛り上げるところの、音楽の作り方は絶妙でした。 同門の秋山和慶さんの追悼文の中で、「小澤さんの音楽の特徴を一言でいえば、やはりあのリズム感、そして瞬発力です。どこをちょっと緩めようとか、ぐっと持ち上げようとか、そうしたペース配分がすごく上手だった。」と述べていました。
小澤征爾に続き、内田光子が活躍し、最近では若い藤田真央が登場しました。小澤の切り開いた政界への道に、これから多くの日本人が登場することでしょう。
2024.2.22 ルラは正しい
18日、ブラジルのルラ大統領は訪問先のエチオピアで、記者団に対し「ガザでパレスチナの人々に起きていることは歴史上、例のないことだ。ただ、ヒトラーがユダヤ人殺害を決めたときには存在した」と述べたと伝えられています。ガザへの攻撃は「ジェノサイド(集団殺害)」だと非難しました。
これに対して、イスラエルは例により即座に猛反発し、ネタニヤフは、「イスラエルとナチスを比較するのはレッドラインを越えている。ホロコーストを矮小化するものだ」との声明を発表しました。私は、ルラが正しいと思います。イスラエルの行為はナチス政権がやったことと大差ありません。イスラエルのやっていることは本心から、パレスチナ人がいなくなればよいと考えて、殺戮、飢餓、追放を繰り返しています。ハマス追討を口実に、パレスチナ人を抹殺しようとしています。
もう一つ、UNRWAのメンバーがイスラエル攻撃に関与したということで、資金提供を停止しました。まず事実を検証し、一部の人間が勝手にしたことか、組織が関与していたかを明らかにすべきでしょう。それもせずに、イスラエルやアメリカに追従して、日本も資金停止に加担したことは、大変な過ちです。日本も、ジェノサイドに加担したと言われても仕方ないでしょう。大きな汚点を歴史に残したと言えます。
この問題の根底には、ユダヤ教とキリスト教の原理主義があるのではないかと考えます。神により与えられた国という原理主義が、イスラエルが過去においても、未来においても、ジェノサイドから逃れられない宿痾の源泉ではないかとふと思いました。
2024.3.10 野党が政権を取るには、自民党の派閥を真似たら良い
裏金問題をきっかけに、派閥の弊害が指摘され、岸田総裁は派閥の解消を断行しました。派閥は、自民党政治の強さと活力の源泉であり、政権を維持するために、人事と金を握る仕掛けでした。派閥を一旦は無くしてリセット状態にしましたが、時間と共に新たな形での集団が形成されることは明白でしょう。自民党は、金の力で全国の自民党組織を運営し、議席数を維持し続けてきましたから、今までとは違うやり方を工夫して、派閥を復活させ、法律の抜け穴を探り、新しい集金マシーンを作ることになるでしょう。
野党が政権を取るためには、今の弱小政党に分立している状態から抜け出すことが必死です。小異を捨てて大同につくことです。今の、自民党の強みである、ある意味での「いい加減さ」と、異なる意見も取り入れる度量の広さと懐の深さが必要です。寛容さを持つことです。
自民党に代わる政権を取るためには、今の野党は、自民党の強さを真似したら良いのです。派閥を批判するのではなく、派閥の良い面を野党が取り入れるのです。個々のちっぽけな政党など捨ててしまし、立憲は泉派に、維新は馬場派に、国民は玉置派になります。そして、この3大派閥が中心となり、大政党を作ります。これらの派閥は、次期総理大臣を輩出するための、政策集団になるのです。各派閥は、政権のために一致し、個々の政策や方針の違いは、派閥間の政策論争のに昇華させます。とにかく、政権を取るためには、現在の自民党のように、懐を深くして、小異を飲み込む度量の広さと寛容さを持つことです。
2024.4.24 暫くぶりの近況
しばらくぶりの更新になります。この間、アクセスが急増しているようです。どのような理由なのか、不思議ですが、嬉しいことです。
コロナ・パンデミックの影響もあり、4年ぶりに、米国に住む息子一家を訪ね、三週間ほど滞在してきました。ハイライトは、車でサンフランシスコ郊外のバーリンゲームからグランドキャニオンまで、往復一週間の旅をしたことです。カルフォルニアからネバダの砂漠地帯の一本道を、2日近くもただ突っ走るという、日本では想像できない雄大な旅でした。
一日車で走っても、どこまでも砂漠が広がっています。その平坦な360度地平線が広がる砂漠に、百万年以上の歳月をかけて、コロラド川が深さ1500m、長さ450kmにも及ぶ大峡谷を作り上げたのです。その大自然の広大な風景には、ただ圧倒されるばかりでした。3日間、各ビュー・ポイントを巡ったり、谷へ降りるトレイルをハイキングしたりしましたが、見飽きることはありませんでした。前日までは雪が降り、送路は閉鎖されたりしましたが、到着した日からは晴天に恵まれ、晴れるとTシャツになるほども気温の変化の激しさも体験しました。
2024.5.13 政治資金規正法の改正をしたくない自民党
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正を巡り、与野党の実務者らが12日、NHKの日曜討論で議論しました。自民の鈴木馨祐氏は、与党案は事件の再発防止につながる内容だと意義を強調しましたが、そこには、再発防止対策だけにしたい、自民党の本音が現れています。
自民党の政治刷新本部で作業部会の座長を務める鈴木馨祐氏は、自民党の本音を漏らしたようです。「(政治資金問題の)再発防止と自民党の力をそぎたいという政局的な話がごっちゃになっている」と。野党が主張する企業・団体献金の廃止や政治資金パーティーの制限などが、まさに自民党の力を削ぐからです。なんとしてもそれを防ぎたい自民党は、政治資金規正法の改正を「政局」レベルに貶めて、野党を牽制したいのでしょう。この鈴木氏は意外と正直な人のようです。
自民党の強みは、地方の票をまとめる組織力にあり、この組織を維持するためには、膨大な資金が必要です。安倍派の裏金はそのためだったのでしょう。その金蔓である、政治資金パーティーと企業・団体献金は、自民党にとっては命綱のようなものです。自民党は、政治資金規正法の改正を、今回の裏金問題だけの再発防止策に限定したいのです。
2024.5.17 連綿と続く金権体質 潔さを失った自民党代議士
政治資金規正法改正に後ろ向きの自民党は、ついに与党間での改正案の一本化ができず、単独で法案を提出するようです。政権維持のために金が必要な自民党は、改正の内容をできるだけ緩いものにしたいのです。この金権体質は、実に、政党政治が始まった時点からのもので、この体質が連綿と続き、今日の自民党に脈々と引き継がれています。
私の住む富士見町には、大正から昭和にかけて活躍した二人の政治家の別荘跡地が残っています。犬養毅の白林荘と小川平吉の帰去来荘です。この二人は、対照的な政治家で、犬飼は清貧潔白で、金を掛けない政治を貫き通しました。選挙にかける費用は常に一千金(160万円相当)を守りました。一方の小川は、政友会の重鎮として勢力拡大と選挙のたびに、多額の資金を必要としていました。選挙での買収と饗応が当たり前に行われていた時代で、利権を求めて多額の金品を政治家に渡し、有権者の方もタカリが横行していました。大正14年(1925年)に普通選挙法が成立すると、有権者の数が増え、選挙に必要な政治資金はより膨れ上がって行きいました。
こんな背景から、昭和4年(1929年)鉄道疑獄事件が起こりました。5私鉄の国有化を巡り、多額の金が政友会の田中義一内閣の鉄道大臣であった小川平吉に渡されたというものです。昭和4年に政敵である民政党の浜口内閣が成立すると、党略と選挙対策のために小川潰しを目的として、内相の安達謙蔵によって警察力を総動員させて小川平吉を摘発しました。
一審は無罪、二審、三審で有罪となり、小川は懲役2年の判決を受け入れました。金が小川側に渡ったことは事実でしたが、金は小川の側近の元衆議院議員の春日俊文が受け取り、小川と春日の共謀の証拠は無いというのが一審無罪の理由でしたが、二審、三審では民政党の影響下にある検事ファッショと言われる動きがあり有罪になりました。共謀の証拠は、春日らに対する拷問から得た自白によるものを取り上げ、有罪に持って行ったというのが真相のようです。
派閥の勢力拡大と選挙のために、多額の資金を必要とし、そのための集金力は小川平吉の力の源泉であったことは間違いありません。現在の自民党の派閥の領収たちと変わりはなかったのです。しかし、集めた金は政治に使い、私のためには流用しなかったようです。小川平吉は多額の借金があったと言われています。
一つの救いは、小川平吉は秘書に責任を押し付けることなく、自ら潔く刑に服したことです。これと比較すると、全てを秘書のせいにして、自身は責任を取ろうとしない、安倍派の議員たちの醜態ぶりが際立ちます。清貧を宗とする犬養毅と金権体質の小川平吉に接点があったことは不思議ですが、小川平吉の潔さには気脈を通じるところがあったのではないかと想像します。
この内容は、以下を参照したものです。
「犬養木堂と小川射山(上)」五味幸雄著
『高原の自然と文化』第10号 富士見の自然と文化を守る会
2024.7.13 もう通用しない既成政党
都知事選は小池百合子さんの圧勝で終わりました。予想に反して、広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二さんが次点となり、圧倒的な知名度を誇る蓮舫さんを引き離しました。若い無党派層の支持を得たことがその結果となりました。短い街頭演説を各地で200回以上行い、細かな政策は一切語らず、自己紹介と「政治を正す」としか言わない。この戦術が功を奏し、若者を中心に支持者を獲得し、SNSを通して雪だるま式に支持者を拡大した結果です。
蓮舫さんの敗北を受け、立憲民主党の辻元さんは「政党としても私個人としても、やっぱりもう古くなったのかな、もう通用せえへんのかなとか、ちょっと思った」と述べていましたが、この感想は的をついていると思います。全ての既成政党に言えることではないでしょうか。立憲や共産の重鎮たちが並んで選挙カーの壇上から、長時間にわたる演説を行い政策を訴えましたが、有権者の心には届きませんでした。野党の一部が固まって、それぞれの党の主張に拘り続ける姿に、有権者はうんざりしているのです。
自民党の古い政治から新しい政治に変わるには、共産党とは決別し、立憲、国民、維新が小異を捨てて大同に着き、自民党に代わる中道の塊を作るしかありません。石丸ショックがこの流れを作ることを期待します。
2024.8.17 暑い夏
もう1ヶ月以上ページの更新がない状態が続いています。老化現象なのか、はたまた暑さのせいなのか、頭がボーとしている状態です。
この間、世の中は変化を続けています。アメリカでは、バイデン大統領に代わりハリス副大統領が次期大統領候補になり、トランプ氏を世論調査ではリードする勢いです。日本も、岸田総理が総裁選への立候補を見送りました。自民党の総裁選には複数の候補が立候補するようですが、これにより日本の政治が変わるのか、不透明な状況です。石破茂氏にとっては、最後でかつ最大のチャンスでしょう。イギリスでは政権交代があり、野党の労働党が政権につきました。日本の現状では、弱い野党が小異を主張して大同に就けずの状態で、政権交代のチャンスをみすみす見逃さざるを得ない状況です。
株の乱高下がありました。「波乗り投資法」のお陰で、難なく切り抜けましたが、売り買いのポジションをバランスよく持っていたら、大変な利益を挙げられるところでした。後悔先に立たずです。
このところ趣味だったオーディオや音楽鑑賞からも、すっかり遠ざかってしまいました。装置のスイッチを入れて、音楽を聴く気になれないのです。CDの棚を眺めても、このCDはこんな曲だったなと思い浮かべるだけです。なんとも無気力な状態です。老化防止にと家内に勧められて始めたピアノ練習も、細々とバッハのメヌエットに挑戦していますが、いくらやっても音符が読めません。Do,Re,Mi,,,と五線紙に振らないと、ト音記号とヘ音記号の音符が読めるようになりません。若い頃にはなかったことです。
孫とキャッチボールをしました。なんでもなかったキャッチボールが、体に大変な負担を与えることを知らされました。肩がすぐに痛くなり、これは当然だと思いましたが、腰までもが痛くなりました。まだ何とかボールを投げられましたが、始球式でよく見かけるように、ホームベースに届くのがやっとです。
17年間使い、画面に筋が出始めたテレビを遂に買い換えました。画面も思い切って65インチにし、普及タイプの液晶パネルですが、4Kの大画面には満足しています。今までつまらなかった番組も楽しめるようになりました。
唯一の知的行為とも言えるのは、『紫式部日記』を読み返していることです。NHK大河ドラマの『光る君』に触発されてのことです。このドラマは、大変よくできたドラマで、毎週楽しみにしています。
2024.10.1 リベンジ政権か
自民党の石破茂総裁が第102代首相に選出されました。総裁選に出馬して4回落選の憂き目にあい、5回目での挑戦で総裁の座を獲得しました。議員の間では評判がよろしくなく、露骨に嫌う人も多かったようです。宴会や飲み会が嫌い、人付き合いが良くない、面倒見が悪い、正論を吐いて理屈っぽい、など、仲間ができませんでした。しかし、一貫して自己の主張を通し続けた姿勢は評価され、国会議員の人気の低さとは裏腹に、国民人気は常にトップであり続けました。選挙応援など、全国をくまなく巡って、地方有権者との接点が広かったからと言われています。平時は総理になれないが、有事の石破とも言われており、自民党の統一教会問題、裏金問題が噴出したこの有事においては、石破氏の出番が巡って来たということでしょう。
安倍政権下からの12年間、石破氏は徹底的に干され続けて、ただひたすら忍従の日々を送って来たわけです。その間、腐ることもなく、仲間も少ない中で、一貫して正論を吐き続け、メディアにも頻繁に登場し、絶えず高い国民人気を得て来ました。そして、遂にこれまでの努力が報われ、内閣総理大臣の座を射止めました。
内閣の顔ぶれを見ると、当然のこととして論功行賞が優先され、自身を支持した議員の登用が目立ちます。党を二分した高市氏らの勢力は、ほぼ排除されました。特に際立っているのは、旧安倍派を完全に一掃したことです。ここに、安倍政治からの脱却の意思が強く現れています。岸田政権下でも、安倍路線からの修正は始まっていましたが、石破政権になり、完全に脱却したようです。
異例の首相就任を前に、衆院選を10月27日に行う決定をしました。早期解散、総選挙で、自民党が過半数を維持できるかが注目されます。
2024.10.28 自民党一強時代の終焉
長期安倍政権の一強による負の側面が露わになり、遂に総選挙で自公過半数割れになりました。これで、自民党は変革できなければ、さらに停滞するでしょう。一部には石破政権への責任論が噴出しているようですが、そんな場合ではないでしょう。誰が首相になっても、結果は変わらなかったでしょう。原因は、安倍一強時代の負の遺産です。
野党の乱立は残念でした。当選見込みのない維新や共産の候補者を引っ込めただけでも、野党のさらなる上積みは可能であり、数の上だけでは政権交代が可能な状況でした。しかしながら、現在の立憲は準備不足で、現時点での政権交代は日本政治にとってマイナスだと思います。野田さんが言うように、あくまでも政権交代前夜です。国民が議席を3倍にも伸ばしたので、野党のまとまりがより難しくなった側面はあります。おそらく国民は、自公過半数割れを受けて、政策面の一致点では協力することで、国民の政策の実現を図るという現実路線を取るのではないでしょうか。
維新は大阪では完勝し公明を追い出しましたが、大阪地域政党の性格を強めたようです。公明と共産の衰退傾向が明らかになりました。共産は、「共産が増えることが自民にとって最大の脅威」と言っていますが、現実はその逆でしょう。国会での追及ではその通りかもしれませんが、共産党が候補者を出すことにより、野党の票が分散し喜ぶのは自民党です。公明党や共産党が衰退するのは時代の流れだと思います。れいわのようなポピュリスト政党に、これと共通する政策を掲げる共産党の票が奪われた気がします。
首班指名に向けて、政局がどうなるか見ものですが、1日も早く政治が安定し、驕り高ぶった自民党政治が良い方向に変化することを期待します。
2024.12.30 今年も終わる
更新しないまま2ヶ月が経ってしまいまいました。この12月で78歳を迎え、年とともに、意欲、好奇心、新しいものへの挑戦、興味などが減退していくのを、日々実感します。毎日が、同じことの繰り返しで、何をするでもなく過ぎていきます。後、何年生きられるかわからなくなる一方で、時間の経過は早くなるばかりです。この矛盾を、どう解決したものか、なんとかしなければと足掻いています。
政治の世界も、自民党が多数を失い、ようやく変化の兆しが見えて来ました。もう少しマシな政治になることを期待します。ただ、国民民主が、少し議席を増やしたことで調子に乗り、103万円の壁に穴を開けました。一方、ポピュリズム的な匂いを感じます。国の財政負担を増すだけの国債増発予算から脱する、健全な政治が王道でしょう。