私の近況2020
1月18日 署名活動を開始
帰去来荘跡地へのメガソーラー建設計画の第2回説明会が、1月27日に予定されていて、これに向けての準備と、署名集めに忙殺されています。
この反対運動を通じて、人びとの支持を得ることの困難さと、思いもかけない人たちの支持と協力のありがたさを、身に染みて感じました。
2月21日 転売
スペイン企業から中国系のトレナ・エナジー・ジャパンに売電の権利が転売されていることが分かった。それも昨年の9月であった。そのことが公表されていなかった。今までの説明会は虚偽だったことになる。これは詐欺に近い。
3月4日 ウォーキング・マップ
帰去来荘を太陽光発電所の乱開発から守るために、町民の皆様に現地を知ってもらおうと、富士見町の古い別荘地を巡るウォーキング・マップを作成しました。これが地方紙の長野日報の記者さんの目に留まり、大きな新聞記事にしていただきました。
このマップがなかなか好評で、富士見町全域に拡大していくことになりました。今その第2弾、第3弾を作成中です。富士見町で印刷してくれそうな様子です。最終的には第10弾くらいにはなりそうで、今年中には完成させたいと意気込んでいます。
3月30日 コロナとの闘い
コロナウイルスが大変なことになっています。今のうちにと、意を決して今朝空いている内に床屋に行ってきました。
カルフォルニアにいる息子一家も、家に閉じ込められて、学校も5月まで休校が決まっています。アメリカでもトイレットペーパーが品切れのようです。
日本は少し油断しているようなきがします。先週の3連休が致命的な影響をもたらさなければよいのですが。
4月1日 ホームページをリニューアルします
昨年より、太陽光発電所建設反対運動で忙しくなったことと、PCをMACに替えてからホームページビルダーが使えなくなったことが重なり、HPを更新することが滞ってしまいました。
HPも始めてから12年が経ち、使いにくくなってきました。これを機会に、MACでも使えるBiNDupにソフトを変更し、HPを新たに作り直すことにしました。1か月くらいを目途に完成させる予定です。
2020.4.11
本日からリニューアルされたホームページから発信します。まだ未完成ですが、完成を待っていたら先になってしまうので、取り敢えず公開します。まだリンクやリンク先のページは不完全なところが残っています。
PCをWindowsからMacへかえ、今まで使っていたホームページ・ビルダーが使えなくなったので、止むを得ずMac上でも動くBiNDupを購入しました。使い勝手はそれぞれ一長一短があるようですが、レイアウトのし易さ、自由度、デザイン性ではBiNDupの方に軍配が上がりそうです。ただ、写真の入力は少し手間がかるようです。何分にまだ使い方をマスターしていませんから、やり方を知らないだけかもしれません。要するにこの度の新しいホームページ作成ソフトには大変満足しています。
本日は桜を見に信濃境まで行ってきました。ソメイヨシノや有名な観音堂のしだれ桜はまだ咲き始めでしたが、文豪の井伏鱒二が愛したという、通称「墓のしだれ桜」は八分咲きで、美しい姿を見せてくれました。
昨日も桜を見に白州を散策しましたが、「関の桜」という樹齢数百年のエドヒガン桜が満開でした。蔦木宿の三光寺近くの桜並木も満開を迎えていました。
この辺りは春が遅く、桜が咲くのはあと一週間先のようです。
2020.4.22 趣味生かして散策マップ
富士見ウォーキング・マップを追加しました。2020年2月12日 6時00分 長野日報で紹介された記事です。
富士見町富士見ケ丘の御子柴啓明さん(73)は、ウオーキングの趣味を生かして町の魅力を掘り起こす散策マップづくりに乗り出した。第1弾は「富士見を愛した文人・政治家ゆかりの別荘地や街道を結ぶ歴史ウオーキング」。御子柴さんが道中で魅せられた四季折々の花や眺望のスポットを地図に記した。
「富士見には歴史と、地域の人が育んだ素晴らしい景観がたくさんある。車で走っては気づかない良さを多くの人に伝えられたら」(御子柴さん)としている。
御子柴さんは塩尻市出身。都内の半導体メーカーで技術者として勤めた後、信州での暮らしを求めて帰郷。富士見町の景観、風土に魅了されて居を構えた。若い時から登山や街道巡りを愛好し、年を取ってからは毎日のウオーキングが楽しみという。
沿道の草花や民家の生け垣、遠望を楽しみながら歩く中で「同好の人たちとこの面白さを共有できたら」との思いが膨らみ、妻と二人でマップ作りを始めた。
初めてのマップは、明治~昭和の諏訪地方ゆかりの政治家、渡辺千秋=岡谷市=、小川平吉=富士見町=や犬養毅元首相の別荘跡、これら別荘で滞在した伊藤佐千夫らアララギ派歌人が集った地の公園などを結んだ。
「土の感触が楽しめ、渡る風を味わえるコース」(御子柴さん)といい、地元有識者の力も借りて「町民にもほとんど知られてない歴史や季節ごとの植物、道も盛り込んだ」。 それらを、『私のお気に入りの坂道。紅葉の時期は特に良い』、『詩人・尾崎喜八も眺めたに違いない風景』、『木の間から見える富士山と八ケ岳が美しい』など愛着を込めた言葉で書き込んである。
マップは希望者に配布するほか、近年、町が力を注ぐ健康づくりやシティプロモーションの事業にも生かしてもらいたい│とし、「町民の健康増進と、町の魅力を磨く役に立てたら」という。
また、コースの見どころの一つと記した旧小川別荘(通称・帰去来荘)は現在、大規模太陽光発電施設の建設計画が浮上しており、「皆が愛してやまない富士見らしい風景を守りたい。かけがえなさを多くの人に実感してもらい、現地の植生と景観を守って観光や健康づくりなどに生かす道につなげたい」との願いを込めている。
春になり、これから畑や庭や、太陽光発電所建設反対運動や、これらに加えてマップ作りと忙しくなりそうです。
2020.5.2 紆余曲折
HPを新しくしてから、サーバー探しに一苦労がありました。今まで使っていたケーブルTV会社(LCV)のサーバーには、BiNDupで作成したファイルがファイル名か何かの原因で、アップロードできないことが判明。さらに、100MBの制限も超えてしまいました。この間のやり取りで一週間を浪費する羽目に。
仕方なくBiNDupの運営する1年間は無料で使えるサーバーにアップロードしました。しかし、来年からは月に1000円以上の使用料が発生してしまいます。そこで、レンタルサーバーを使うことに決めました。
さてどのレンタルサーバーが良いか悩んだ末、メール対応の速さ、親切さと、趣味のHPに見合った使用料金であること、の条件から選んだのがLolipopです。
無料のお試し期間を活用してアップロードしたところ、なんの問題もなくできました。
長い道のりでしたが、ようやく辿り着きました。最終的なURLは
http://piaano.pya.jp/
です。短くて語呂もいいので気に入っています。
2020.7.16 アメリカとコロナ
日に6万人を超える新型コロナの感染者を出しているアメリカは、一見してコロナに無頓着なように見えます。トランプ大統領がマスクをしたことがTVで大きく報道されたり、Black lives matterの集会とデモやトランプ集会や独立記念日などでは、マスクもせずにソーシャルディスタンスなど全く無視して、大騒ぎをしています。日本では信じられない光景です。
これがアメリカかと思うと間違うことになりそうです。一方では、日本と同様に、細心の注意を払ってコロナ対策をしているコミュニティーが存在します。
孫娘の通う小学校は3月から休校になり、そのまま一度も通学することなく、5年生を終了し小学校を卒業しました。9月からはそのまま中学生となります。
その間、インターネットを使った宿題などが出され、必要な学習は継続していたようです。先生方も工夫をして、ビデオ配信のイベントを企画しました。Egg drop project というのがあり、小学校の屋上から生卵を入れた箱を落下させ、中の卵が割れないようにするという競技です。各自が工夫を凝らして、箱を自作します。どう工夫したかは、各自が自宅でビデオに撮ります。イベントの当日は、先生が箱を屋上から落とす様子をビデオに撮り、生徒毎に作品を紹介するビデオと、落下させる様子を撮ったビデオを合わせて編集しました。このビデオを、生徒に配信します。
ビデオを見ると、地上には生卵が無残にも散乱していました。どうやって掃除をするのだろうと心配になるくらいですが、そんなことを厭わずにイベントを楽しむのが、いかにもアメリカ的です。孫娘の卵は見事に割れませんでした。卵が割れないと、先生は鐘を鳴らして祝福します。
卒業式もビデオで配信されました。これを生徒が見ている間に、先生たちが手分けをして卒業証書を各生徒の家の玄関にそっと置いていくというサプライズがありました。先生たちの心のこもったアイデアが素晴らしいと思います。
小学校のマスコットがワイルド・キャットですが、これを描いたTシャツが配られましたが、今年のワイルド・キャットはマスクを掛けていました。心憎いコロナ対策です。
2020.5.9 新型コロナと日本の対応
PCR検査数が少なすぎることが連日指摘されています。検査を必要としている人たちが、検査を受けれない現状は、とっくに正されていてしかるべきです。政府の怠慢でしょう。政府の対応遅れが誰の目にも明らかです。
それにしても、検査数が少なく、外出自粛要請しか出せない日本が、実は感染者数でも死亡者数でも各国と比べて少ないのはなぜでしょう。不思議です。PCR検査数が少ないからで、隠れ感染者は多いという指摘もありますが、死亡者数などから見ても、日本の感染者が少ないことは間違いなさそうです。
一見して目立つのは、欧米諸国の多さです。米国が断トツですが、人口比で見ればヨーロッパ諸国と同レベルです。なぜでしょうか。スキンシップが多い、マスクをする習慣がない、靴を履いたまま室内に入るからウィルスを床にばら撒く、手でパンを食べる、日本人ほどよく洗って食べない、日本人ほど潔癖症でなく健康意識が低い、等々。色々と理由は考えられます。
2020.5.18 新型コロナと安倍首相の存在感
最近の世論調査でも、コロナ対策に関する安倍首相の存在感の低さが指摘されています。
安倍首相は若くして頭角を現し、小泉首相の副官房長官時代からなかなかやる人だという印象を持っていました。その後第一次安倍内閣はお友達内閣と揶揄されたり、健康問題から挫折しましたが、第二次安倍内閣で見事に返り咲き、大輪の花を咲かせました。アベノミクスでデフレの克服を目指し、経済ではある程度の成功を収めたかに見えます。アメリカとの関係も、オバマ大統領とは馬が合わなかったようですが、トランプ大統領とは上手くやってきたと思います。外交では日本の存在感を高めたことは評価すべきでしょう。
しかしながら、モリカケ問題(森友・加計問題)、「桜を見る会」問題、黒川氏の定年延長問題、安倍のマスクの不手際、コロナ対応の遅さ、今回の検察官の定年延長問題など、いくつかの疑惑が後を絶ちません。不思議なことに、自民党内からも疑義の声が上がってきません。公明党も肝心の時には、ダンマリを決め込んでいます。まさに独裁状態です。
安倍首相は国会でこれらの問題を追及されても、いつも言い逃れてきました。答弁は、序論(前書き)と結論しかない論文のようなもので、肝心の本論はいつもごまかすか省略するかです。前書きばかり長く、実に「丁寧な説明」をし、本論は飛ばして、「全く問題はない」という結論に飛びます。この定番のやり口が今まで通用してきました。
安倍一強で、自民党にも野党にも、彼に代わる人材が現れてこないことがこのやり口を許しているのでしょう。いつまで続けることができるのか、新型コロナが意外と安倍さんを襲うかもしれないと思ったりしています。
2020.5.28 新型コロナ、特別定額給付金とバラクラ・イングリッシュ・ガーデン無料公開
首都圏を含め緊急事態宣言が解除されました。恐る恐る、新しい生活スタイルを開始しました。
海外から日本の感染者数が少ないことに注目が集まっています。PCR検査体制がいつまで経っても整わないにも関わらず、感染者数は確実に収束しています。私から見れば、欧米での爆発的感染の方が不思議です。やはり日本と欧米の生活スタイルや文化や行動様式や衛生観念の差ではないかと考えています。
特別定額給付金が本日振り込まれました。5月18日にマイナンバーを使ってインターネットで申請しました。決して使いやすいシステムではありませんが、郵送するよりは楽かもしれません。どれほどの迅速さで支給されるか興味がありましたが、5月28日に銀行口座に振り込まれましたから、10日で支給されたことになります。
例年、バラクラ・イングリッシュ・ガーデンは3月に地元住民を対象にした無料公開をしていますが、本年はコロナ対策として5月になりました。庭を見るにはとても良い時期です。不要不急の外出自粛も解除されましたので、出掛けてきました。英国本国では希少植物に指定されているイングリッシュ・ブルーベルの群落が見事に育成されており、ブルーの花を咲かせていました。
バラクラは約30年前、まだ開園してまもない頃から見学しています。日本で最初の本格的英国式庭園ということで、私の庭造りに決定的な影響を及ぼしました。バラクラのシンボルツリーのゴールデン・アカシアは、その葉色の美しさに魅了され、我が家にも植えました。その他、随分とここで見て気に入った植物を買い求めては、庭に植えたものです。その後は自分流のスタイルに変化してきましたが、庭造りの方向性に決定的な影響を受けたことは間違いありません。
2020.6.3 なぜPCR検査をしないのか
山中伸弥先生が積極的に コロナ対策を提言されています。5つの提言の中の
提言2「国民全員が日常を見直し、人と人の接触を減らそう」で、
1人の感染者が他の1人にしか感染させないためには、人との接触を6割減少させる必要があるが、それでは経済活動と両立し得ない。6割減ではなく、5割、4割と社会・経済活動の制限を緩和するためには、「感染者の同定と隔離」が必要であると提言されています。
5月9日の「私の近況」で、 九州大学の小田垣先生による、「PCR検査数拡大→感染確認者の隔離」の施策によって感染者数は劇的に減少し、接触機会の削減をしなくても収束が可能だというシミュレーション結果を紹介しました。これは山中先生の提言と同じ内容です。
東京都ではこのところ新規感染者数が100人を超えてきました。感染者のかなりの割合が、いわゆる「夜の街」関連であることが指摘され、新宿や池袋に繰り出すことを自粛するように呼びかけています。
これだけ感染源が特定されているのならば、なぜ「夜の街」関連の従業員や客のPCR検査を徹底しないのか不思議です。休業要請を掛ければ巨額の補償費用が必要になります。それよりも、関連する人たち全員のPCR検査をすることの方が現実的でありかつ有効なのではないでしょうか。いつまで経ってもPCR検査が増えないのが日本の不思議です。
2020.6.8 新型コロナの感染者数の推移、株価の不思議
コロナの爆発的感染は抑えられたものの、首都圏を中心に新規の感染者数は依然として燻り続けています。いつ第二波の感染拡大が起こるか油断のできない状況です。いわゆる「夜の街」が過半の感染源のようです。以前は日陰のような存在であったような場所が、今では日の当たる場所になっているのは時代の流れなのでしょう。
今朝の産経新聞に、寺嶋毅教授(東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科)による千葉県内の感染状況の分析が紹介されていました。大変興味ある結果で、PCR検査で感染が確認され始めた初期の段階で実効再生産数はピークとなり、感染確認が増え始めた段階では、既に新規感染者数はピークを迎えているということです。感染確認がピークを迎えた段階では、既に新規の感染は収まりかけているということになります。
この結果を見れば、国の緊急事態宣言はタイミングとして遅すぎたことになります。第二波の感染拡大を防ぐためには大変有効な結果だと思います。
中野貴志・大阪大学教授(核物理研究センター)と池田陽一・九州大学准教授(理学研究院物理学部門)により提唱されたK値も注目に値します。権威筋がなかなか認めないようですが、神奈川県などはいち早く採用しています。有効なものはどんどん取り入れるべきです。
唾液にいよるPCR検査もようやく厚生省が承認しました。遅いの一言でしょう。
このところ株価が上昇しています。コロナによる自粛で経済はどん底だというのに、株価だけは元気です。既にコロナ後の経済回復を見越しているのでしょうか。それとも、日銀がお札を刷りまくっていますから、このお札の行き場が株式市場なのでしょうか。
2020.6.17 よく決断したイージス・アショアの見直し
地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画が停止されました。河野太郎防衛相の判断は妥当だと思います。誤りだと思ったらすぐに正す。お役所はこれができないために、今までにどれほどの国費を無駄遣いしてきたことでしょう。河野太郎は決断できる人だと感じました。
そもそも「イージス・アショア」は費用対効果に疑問がありました。万が一に備えるのが国防ですが、本当に撃ち落とせるのかわからないものに、北朝鮮のミサイル開発とイタチごっこをしながら、莫大な費用を掛け続けるのも問題です。
辺野古の問題も、考え直す時かもしれません。うまく行かなくなったと思ったら計画を変更する。計画の変更に対しては、その責任や経緯を追求するのではなく、よくやったと賞賛するくらいでもいいのではないかと思います。その方が国民のためです。
2020.6.21 コアジサイの群落
コアジサイの群落を見に、茅野市の金沢から入笠山の登山道を、途中の山小屋まで登って来ました。この登山道は、パノラマ・スキー場のゴンドラができた現在は、登る人がほとんどいなくなりましたが、樹木が美しく、歩きやすい素晴らしい登山道です。多くの人に利用してもらいたいものです。
登山道に沿ってコアジサイの群落が続きます。6月中旬はコアジサイの白い花で埋め尽くされるほどです。この山林はコアジサイの生育に適した環境なのでしょう。地味な花ですが、新梢の薄紫と少し青味のかかった白花との組み合わせが、とても魅力的です。ほんのりとした香りもあります。
2020.7.1 遂に前立腺肥大で受診
今まで何かと不自由を我慢していましたが、遂に我慢の限界に至り、高原病院の泌尿器科を受診しました。問診と触診の結果、肥大が進んでいるとのことで、薬を出されました。2週間様子を見て、精密な排尿試験をするとのことです。 周囲には前立腺がんに罹った人も多く、この程度で済んでいることは感謝すべきことでしょう。
出された薬は、75mgフリバスOD錠とアボルブカプセル0.5mgでした。飲んだらすぐに効果が現れ始めました。薬の効き目にびっくりです。
2020.7.16 アメリカとコロナ
日に6万人を超える新型コロナの感染者を出しているアメリカは、一見してコロナに無頓着なように見えます。トランプ大統領がマスクをしたことがTVで大きく報道されたり、Black lives matterの集会とデモやトランプ集会や独立記念日などでは、マスクもせずにソーシャルディスタンスなど全く無視して、大騒ぎをしています。日本では信じられない光景です。
これがアメリカかと思うと間違うことになりそうです。一方では、日本と同様に、細心の注意を払ってコロナ対策をしているコミュニティーが存在します。
孫娘の通う小学校は3月から休校になり、そのまま一度も通学することなく、5年生を終了し小学校を卒業しました。9月からはそのまま中学生となります。
その間、インターネットを使った宿題などが出され、必要な学習は継続していたようです。先生方も工夫をして、ビデオ配信のイベントを企画しました。Egg drop project というのがあり、小学校の屋上から生卵を入れた箱を落下させ、中の卵が割れないようにするという競技です。各自が工夫を凝らして、箱を自作します。どう工夫したかは、各自が自宅でビデオに撮ります。イベントの当日は、先生が箱を屋上から落とす様子をビデオに撮り、生徒毎に作品を紹介するビデオと、落下させる様子を撮ったビデオを合わせて編集しました。このビデオを、生徒に配信します。
2020.7.23 コロナで変わる社会
今日から4連休が始まり、Go to travel キャンペーンも、批判を浴びながらも経済とコロナの両立という観点から見切り発車されました。まずは県内や近県から始めることには、多くの方が賛成すると思います。
PCR検査がいつまで経っても増えないとか、政府の対応がドタバタしているとか、行動制限への基準が明確化されないとか、法整備が進まないとか、いくつかの行政の遅れが表面化されています。
行政が頼りにならないとなると、個々人の自己責任で行動を決めるしか無くなります。考えようによっては、国や県や市町村に頼るのではなく、行政の指示に従うだけではなく、自分で判断するということは、本来の成熟した社会の姿かもしれません。日本でも自己責任で行動するという習慣が芽生えるかもしれません。
富士見町にも変化の兆しが現れてきました。7月23日から3ヶ月間、パノラマリゾートのゴンドラと、富士見高原の天空のゴーカートが、諏訪地域と山梨県の住民は無料で利用できることになりました。これは画期的なことです。地域の多くの住民や家族連れが利用することで、地元への愛着が生まれ、長い目で見れば地域の発展に寄与することは間違い無いでしょう。地元の人たちに愛されてこそ、他県の人を惹きつける力が生まれるということでしょう。
2020.7.27 久しぶりに聴くモーツァルト
モーツァルトはもっとも好きな作曲家ですが、しばらく遠ざかっていました。我が家の庭を見に来客があった後、久しぶりに聴いてみたくなり、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲を聴きました。
私はザルツブルク時代の若い時のモーツァルトの曲が好きでよく聴きます。ザルツブルク時代の曲は優雅でいかにもモーツァルトらしさに溢れています。
最初に聴いたのはパールマン、次にクレーメルです。2番、3番、4番と聴き、5番はユリア・フィッシャーを加えて、三人の演奏を聴き比べてみました。
簡単にまとめると
・クレーメル/アーノンクール版
鋭く磨き抜かれた演奏とヴァイオリンの美音
・パールマン/レバイン版
現代的で洗練され趣味が良い
・フィッシャー/クライツベルク版
若々しくピチピチと勢いの良い演奏
と行った感じです。それぞれの良さがあります。
2020.8.1 安倍一強の迷走ぶり
安倍内閣のコロナ対策は全くちぐはぐと言わざるを得ません。遅すぎる緊急事態宣言、アベノマスク、給付金問題、Go to travel、一向に増えないPCR検査、緊急事態下での国会閉会、法整備の遅れ、地方との関係、などなど。
当初こそ、世界に比べてコロナの感染者数が少ないと胸を張っていた安倍首相も、意地を張り続けているようにしか見えないアベノマスク姿が、一層精彩を欠いたものにしか見えません。
政策を推し進めるには、内閣の実力と意欲が必要です。どうもこの内閣には、コロナを制圧しようという意欲が感じられません。ひょっとしたら、実力もないのかとさへ思われてきます。昔の自民党ならば、党内部から異論があって、内閣は窮地に追い込まれていたでしょう。今は、安倍政権に物を言う政治家が、自民党内にはいないようです。
1000万件規模のPCR検査センターを早急に実現すべきでしょう。これしか、コロナと経済の両立はあり得ないと思います。
2020.8.9 国はコロナ危機を救えない
新型コロナが依然として猛威を振るっています。ウィルスは3月の欧州型から、6月中旬からは東京型に変異したと言われています。この間の政府の対応は遅いだけでなくちぐはぐで、何一つ有効な対策を打てていません。旧来の保健所による感染症対策に頼っているだけで、今回のような100年に一度のパンデミックには対応できないのは当たり前でしょう。専門家の皆さんも数字を弄んでいるだけで、政府の政策を正当化するのに利用されているような感じです。国会は開かれず、必要とされている法改正を行う気配は感じられません。
こんな時に国を救うのは、秀でた個人の力です。国家の危機には英雄が現れて国を救うのが歴史の教えてくれるところです。コロナ禍においても、国を救うのは政府ではなく、秀でた個人の出現です。三つの事例を上げることができます。
一つ目は、北海道大学の豊島崇徳教授による、唾液によるPCR検査の実証実験です。厚生省も検査法として認めるところとなりました。
二つ目は、大阪はびきの医療センターの医師・松山晃文次世代創薬創生センター長らによる、ポピドンヨードによるうがいです。口腔内のウィルスを減少させ、感染防止と重症化リスクを低減させる効果が期待されます。発表と同時に、薬局の店頭からうがい薬が全て売り知れてしまうほどの反響でした。
三つ目は、世田谷区の保坂展人区長がリーダシップを取り、東大先端科学技術研究センターの児玉龍彦名誉教授が推し進めている、「世田谷モデル」というコロナ対策です。「いつでも、だれでも、何度でも」を最終目標に、5000円程度の経費で、日に2000~3000件の検査をプール方式で行うというものです。感染のエピセンターになりそうな所、医療や介護従事者などの検査を優先的に行い、次第に希望する人全員に検査を広げていくということです。
案の定、エビデンスが少ないとか、PCR検査の精度が70%程度しかないとか、むやみに検査対象を広げるのは無意味だとか言った、ネガティブ反応が専門家や評論家の間から出ています。何もしないで、口では立派なことを言う人たちが多いことは今に始まったことではありません。大切なことは、即実行、走りながら考えることだと思います。
2020.8.18 報道1930で橋下徹が吠える
BS-TBSの報道1930と、BSフジのプライムニュースを楽しみに見ています。重複する時間帯や、時間がなくて見れない時はビデオに撮り、コマーシャルを飛ばして能率的に見ています。出演者の顔触れやテーマによっては興味が湧かず、見ないこともあります。
両番組とも、キャスターの松原耕二と反町理の異なる個性が、魅力となっています。昼間のバラエテー番組とは異なり、とても質の高い番組だと思います。
昨夜の報道1930は橋下徹の独演会でした。「世田谷モデル」の「いつでも、だれでも、何度でも」を、誤解を与えると徹底的に批判していました。少しくどいくらいの言い方で辟易しました。当たっている点もあり、そこだけを切り分けて言えばいいところを、「世田谷モデル」全体を否定しているような言いぶりになったのは橋下徹の攻撃性が出過ぎた感じです。法廷闘争ならこの論法で良いでしょうが、せっかくいいことを言っているのに、これでは敵を作ってしまいます。
安倍首相が国会を招集してすぐに特措法の改正に入るべきであるというのは、100%賛成です。いつもは意見の異なるコメンテイターの堤伸輔とも、この点では意気投合していました。コロナ対策では、各知事に法的拘束力のある権限を与え、PCR検査も必要な場合は強制力を持たせる必要があることは明らかでしょう。この半年以上の経験から誰もが感じていることです。国会議員と政府がなぜ動こうとしないのか不思議でなりません。
野党も全面協力して、つまらない政局に走らず、法改正一本に絞った国会開催を望むところです。こういう時に野党が協力すれば、野党の支持率も確実に上がると思います。こんな時に分党とか言ってエネルギーを使っている政党は消滅するでしょう。自民党も政府も支持率を上げる絶好の機会だと思います。
2020.8.28 安倍首相が辞意を固める
この数日の安倍さんの動きから、辞任するのではないかという気がしていました。本日の記者会見で、コロナ対策などに関する今後の取り組みを説明するとの報道で、これでいよいよ辞めることを決断したなと思いました。今まで、コロナ対策でほとんど納得できるメッセージを発してこなかった安倍さんが、突然今後の方針を説明することは不自然です。これでいよいよ道筋を示して辞める決断をしたなと確信しました。
5月18日の「 新型コロナと安倍首相の存在感」で、「・・・新型コロナが意外と安倍さんを襲うかもしれない・・・」と予感していましたが、現実となりました。直接の原因は持病の悪化でしょうが、遠因の一つはコロナ・パンデミックでしょう。東京オリンピックが延期となり、来年の開催も危ぶまれる状況です。経済も打撃を受け、アベノミクスのシナリオはすっかり狂ってしまいました。コロナ対策も安倍のマスクや給付金の遅れ、Go to travel キャンペーンへの逆風、一向に増えないPCR検査数など、次々と精彩を欠いていました。
2度に亘る持病による辞任は不本意でしょうが、史上最長記録を花道にできたことが慰めです。8年にも及んだ長期安倍政権のレガシーは何だったのかは、これから時間をかけて明らかになっていくことでしょう。
2020.9.4 菅政権は独自色を出せるのか
安倍首相が辞意を表明し、次期総裁は菅幹事長が有力になりました。二階さんに負けじと、有力派閥が雪崩を打つように我先にと菅さんを担ぎ始めました。自分たちの影響力を、少しでも高めたいという、派閥の論理が露骨に現れた結果だと思います。
菅さんは安倍路線を継承すると言っていますが、安倍さんの残りの任期を全うするだけの暫定内閣ならそれでも良いでしょう。しかし、本格政権を目指すとなれば、菅さんの独自路線を打ち立てていかなければなりません。また、安倍路線を継承すると言っても、安倍政権の功罪がある訳ですから、良いところを継承し、悪いところは排除しなければなりません。菅さんなら当然わかっていることですから、口には出さずにうまくやって行くものと思います。
総裁選挙が国会議員中心の緊急時の方式で行われることになりました。これはでは広く国民の支持を得られてとは言えないため、菅さんにとっては不本意でしょう。安倍さんの体調などの負担も考え、早急に新総裁を選びたいという理由は理解できますが、自民党にとっては禍根を残すことになったと思います。
有力派閥担ぎ上げられて総裁になる菅さんが、独自色を出せる本格的な政権を打ち立てられるのか、見守っていきたいと思います。
岸田さんは、総裁選に出馬してから一皮向けたような印象を受けます。もう少し早くこうなっていれば、安倍さんの後継として菅さんに変えられる事はなかったかもしれません。石破さんは誠実な人柄が魅力的ですが、勿体ぶった理屈っぽい言い方や、国会議員の支持を広く集められないのが障害となっています。総裁にはただ運よく選ばれた人もいますが、ほとんどの場合、最後の決めては人間力の勝負のように思います。
2020.9.7 ひょっとしたら管政権は大化けするかもしれない
なんかそんな予感がしてきました。地方票も過半数を超える勢いだし、一回の投票で議員票と地方票を合わせて過半数を抑えれば、圧倒的な支持を得たことになります。派閥の影響力も相対的に低くなるでしょう。管カラーを出したサプライズ人事を行うことができるかも知れません。
管さんは、安倍総理の下で8年近くの間官房長官として内閣を支えました。この間、多くの経験を積み、大いに勉強もし、我慢もしながら、いつかは総理にという野望を密かに描いていたような気がします。ひょっとしたら「安倍さんの尻ぬぐいをするのはもう沢山だ。官房長官なんていつまでもやっていられない」と思う瞬間があったかもしれません。総理大臣としての準備は十分に出来ているように思います。
「地球儀を俯瞰する外交」とか「自由で開かれたインド太平洋」とか「アベノミクス」いうような、派手な構想を打ち立てることはなくても、内政の改革を手堅く実行していくのではないでしょうか。有言実行の管さんに期待したいところです。
2020.9.14 大きく成長した大坂なおみ および 菅新総裁誕生
大坂なおみが黒人犠牲者の名前を書いた黒いマスクで、全米オープンを制しました。チャーミングな受け答えで大人気だった2年前と比べると、すっかり大人に成長していました。別人のようです。ただただ凄いの一言です。
つい今し方自民党の新総裁が選出されました。大差での当選で、20票ほどの施し票が岸田さんに流れ、2位が岸田さん、3位が石破さんとなりました。自民党の石破潰しが成立した瞬間でもありました。
菅さんは安倍政治を継承すると言っていますが、本心は違うような気がします。「自助、共助、公助そして絆」を政治の原点に据えていますが、いかにも裸一貫で政界を一歩一歩頂点まで上り詰めた人らしい言葉だと思います。
官僚組織の縦割りの排除、規制改革をやり遂げてくれるでしょう。派手さはありませんが、それだけ信頼できるかもしれません。案外、「アベノミクス」というような大向こうを唸らせる謳い文句よりも、実効を上げてくれるかもしれません。有言実行の人だと聞いています。
豊臣秀吉や田中角栄とはまた一味違った人の登場です。こういう人が首相になるところが日本の面白さかもしれません。
2020.9.18 リベラル勢力の「安倍ロス」と国民の「安倍疲れ」からの解放
菅首相が誕生しました。新内閣の顔ぶれも決まり、継続性を重視しつつもコロナで顕在化した行政の目詰まりを改革しようとする強い姿勢が見えるバランスのとれた布陣だと感じました。
今まで「反安倍」をスローガンにして来たリベラル系の政党やメディアは、当の安倍さんがいなくなってしまったので、直接の攻撃相手がいなくなってやりにくくなったのでしょう。今度は「安倍亜流内閣」とか「安倍改造内閣」という形で、安倍さんを持ち出してきました。しばらくはこの「安倍ロス」が続くのでしょう。
読売新聞の社説は菅内閣の日向(ポジティブサイド)を見ているのに対して、朝日新聞は日陰(ネガティブサイド)を見ています。読売新聞は「安定性を重視した堅実な布陣」と題し、朝日新聞は「菅「継承」内閣が発足 安倍政治の焼き直しはご免だ」と題名に立場が明確に現れています。内容も、「安倍改造内閣」とか、論功行賞とか、派閥均衡とか、国家ビジョンが見えないとか、具体性がないとか、言い古された慣用句がいつものように並んでいました。
一方、国民側から見ると「安倍疲れ」が正直なところです。7年8ヶ月に及ぶ長期政権で、さすがに「見飽きた、聞き飽きた」といった所です。国民から遠い上から目線の印象もありました。日経新聞の世論調査によると、菅内閣の支持率は74%です。この高い数値は、「安倍疲れ」からの解放と、菅首相の国民的な目線が好感と期待を持って迎えられているのではと思います。
2020.9.26 菅首相の携帯料金値下げは出来レースか
9月25日のBSフジの「プライムニュース」で、経済ジャーナリストの町田徹氏が述べていたが、日本の携帯料金は決して高くはないということです。放っておいても年々料金は下がっていくということです。
ICT総研の国際比較においても、日本の携帯料金は2GB、5GB、20GBにおいていずれも米国と韓国より低く3位です。4Gの接続率ではトップで、通信速度は韓国に次いで2位です。この結果からも、日本の携帯料金が高いとは言えないようです。実際、2GBと5GBでは、この数年で大幅に安くなっています。
20GBにおいても、年々設備投資費は安くなりますから、政府の圧力がなくとも30%〜40%は値下げされていくことでしょう。この辺の動向を十分に知った上で、「日本の携帯料金は高すぎる。40%は低減できる余地がある」と、国民受けのする政治的発言をしているようです。つまり、政府は「出来レース」を仕組んだということになります。政府は確実に成果をアピールできるということになります。
利益率が20%と高すぎると言っていますが、米国のベライゾンやAT&Tと比べて高いわけではありません。今後の5Gや6Gの国際競争に打ち勝つためには、このくらいの利益率が必要かもしれません。
2020.10.5 日本学術会議会員の任命拒否は学問の自由の侵害か?
菅首相が日本学術会議会員の一部任命を拒否したことが物議を醸しています。悪しき前例を廃し、政策実行のためには人事権を行使するという、菅首相の方針を地で行ったようです。しかし、せっかくロケットスタートを切った菅政権が、こんなことで評判を落とすことは残念なことです。日本学術会議は公務員でもあり、国の行政機関として税金を使っていますから、首相に任命権があります。しかしながら、官庁の役人の任命とは異なり民間人ですから、任命を拒否するのであればその理由は明らかにすべきでしょう。
信念に基づいての任命拒否ですから、政策実行のために、バランスを考えて一部の会員の任命を見送ったと言えばスッキリします。
これにより、学問の自由が脅かされるという意見があります。ちょっと違和感を覚えます。こんなことで自由が脅かされるとしたら、学者としての気概はどこにあるのでしょう。学者の出世コースの頂点が学術会議会員になることで、これにより学者としての経歴に権威が与えられるということなのでしょうか。何か学者がひ弱になった気がします。
政治家は理想や理屈を言って視野が狭く世間を知らないと学者を嫌います。一方、学者は政治家を専門知識がないと言って軽蔑する傾向があります。お互いの領域が全く違うのですから、相互に尊重し合うべきでしょう。日本学術会議は民間の組織として、国から独立したら良いと思います。
2020.10.18 富士見町の粋な企画
新型コロナの感染拡大で観光客が来なくなったため、富士見町は町内にある2大リゾート地の施設を無料開放しています。富士見パノラマリゾートのゴンドラと富士見高原リゾートの天空カートで、対象は諏訪6市町村(富士見町、茅野市、原村、上諏訪、下諏訪、岡谷)と山梨県の在住者です。期間は7月23日から11月15日までです。
この機会を利用して、月に1から2回ほど入笠山周辺のハイキングを楽しませてもらいました。入笠山は人が多いので、伊奈市側の入笠牧場から高座岩、テイ沢、大阿原湿原を巡るコースをよく歩きます。このコースは変化に富み、4、5時間のちょうど良い工程です。人に出会うことは稀です。
先日、99歳になる母を連れて、ゴンドラと天空カートを楽しんできました。紅葉が始まりかけ、秋の山々の景色を楽しんでもらえました。天空カートで上り詰めた想像の森では、人力車風の車椅子を借りて母を乗せ、散策を楽しむこともできました。
このような粋な企画を立案した富士見町に感謝です。これを機会に、周辺の住民にも富士見町の良さが再認識され、コロナが去った後にも今まで以上に多くの人たちがここを訪れることになるでしょう。気前の良さは見返りの多さに通じます。
2020.10.31 自由で開かれたインド太平洋構想
「自由で開かれたインド太平洋構想」は、安倍外交の最大の成果の一つだと考えます。このような世界戦略を日本が打ち立て、米国をはじめ豪州など主要国がこの戦略を支持して追従するようになり、日本の存在感を示せたことは日本外交の金字塔とも言えるのではないでしょうか。
菅内閣は安倍外交の継続を標榜していますが、この「自由で開かれたインド太平洋構想」を前面に打ち出しています。先日のベトナムとインドネシア訪問時にも、この構想を前面に打ち出していました。
「自由で開かれたインド太平洋構想」が中国の「一帯一路」に対する対抗であることは明らかでしょう。
第二次世界大戦の時、日本は「大東亜共栄圏」というスローガンを打ち立てました。八紘一宇の考え方を基礎に生まれたということです。「大東亜共栄圏」とは東アジアと東南アジアに、大日本帝国を盟主とする共存共栄の国家連合を打ちたてようとするものでした。「大東亜共栄圏」には欧米列強の植民地支配からアジアを解放するという積極的な意味があった一方、資源を搾取する植民地支配的な負の側面もありました。歴史的評価が分かれるところです。
中国がこの国古来の膨張主義と覇権主義から、大中華帝国の再現を夢見たのが「一帯一路」というシルクロードの現代版です。「一帯一路」は経済的利益を共有し、共存共栄を図るという建前の影には、中国がアジアからアフリカ、ヨーロッパに至る大中華経済圏を建設して、アメリカに対抗する覇権を握ろうとする野望が見え隠れしています。どこかかつての「大東亜共栄圏」を思い起こします。
これに対して「自由で開かれたインド太平洋構想」は、「一帯一路」に対抗するものですが、文字通り自由で開かれた明るいイメージがあります。これからの日本外交の柱になるものと考えます。
2020.11.7 コロナに敗れたトランプ大統領と得意の人事で躓いた菅総理
アメリカ大統領選は異例の混迷ですが、どうやら勝利はバイデン氏に傾いたようです。木村太郎氏が言うように、最初はトランプ大統領再選かと思わせる瞬間もありましたが、郵便投票の開封が始まると、形勢は一変しました。トランプ大統領の法廷闘争は根拠がないように思います。
トランプ大統領苦戦の原因は、トランプ嫌いがこの4年間で拡大したことと、コロナ対応の不味さと、それにBlack Life Matters が追い討ちをかけたのではないでしょうか。前回の大統領選ではクリントン嫌いがクリントン氏の敗因と言われていましたが、今回はトランプ嫌いがトランプ大統領の敗因につながったようです。皮肉なことです。
トランプ大統領もこの期に及んで悪あがきはせず、潔く敗北を認めて、有終の美を飾ってほしいと思います。
一方、我が国の菅総理ですが、得意の人事で上手の手から水が漏れたようです。日本学術会議の改革は私も必要であると思います。国民の尊敬を集めているとは思われません。権威も薄いようです。とは言え、いくら任命権は首相にあると言っても、今回のやり方は乱暴すぎました。政府がその理由を国民が納得できるように説明することができません。まるで安倍内閣の、「もりかけ・桜」問題をそのまま継承したような感じです。菅総理も、つまらないことで躓き、せっかくの改革のスタートで転んでしまいました。残念なことです。
2020.11.13 蘇ったアナログプレーヤー
家内の父の遺産であるアナログプレーヤーを活用するために、以前MCカートリッジ専用のフォノアンプを自作しましたが、現行のCD専用システムは平衡回路を採用しており、そのままでは入力できない状態が続いていました。そこで意を決して、現行のフォノアンプを改造して、平衡出力を追加しました。
久しぶりに聴くアナログディスクの音は、懐かしいと同時に、ディジタルとは一味違う豊かな響きを持っています。音の鮮明さや透明感はありませんが、アナログ特有の温かみのある厚い響きがあります。CDの音は、細い筆で写実的に描かれたモデルに忠実な絵という感じですが、LPの音は、太い筆で描かれた趣のある絵という感じがします。
CDが出現した時、これからはディジタルの時代だと、保有している多数のLPを処分してしまいました。それでもお気に入りの何枚かは残しておきましたので、今はそれを楽むことができています。
フォノアンプとアナログプレーヤーの詳細は、自作オーディオの楽しみのページに掲載されています。
2020.11.18 CDとLPの聴き比べ
アナログプレーヤーが再び使えるようになったので、録音がとびきり素晴らしい、ヴァーツラフ・ノイマン指揮、チェコ・フィルハーモニーのドボルザーク交響曲第7番を、CDとLPで聴き比べました。
第7番はドボルザークの傑作です。それまでドボルザークの単調で陰鬱な交響曲とは一変し、美しく独創的な主題が次々に現れ、彼の真骨頂が最高度に発揮されています。豊富な主題を次々に惜しみなく展開するスタイルは、モーツァルト的とも言えます。
LPでの豊かで温かみのある響はCDでもそのままで、CDでは音の透明度が格段に向上しています。元々のアナログ録音が秀逸で、デジタル化してもアナログ録音にありがちな音の濁りがほとんどありません。ADDと記されたCDですが、DDDと行っても通用するでしょう。
2020.11.19 今年のコロナ禍でのザルツブルク音楽祭
先週のBSプレミアム・シアターで今年のザルツブルク音楽祭で上演されたモーツァルトのコジ・ファン・トゥッテ (Cosi fan tutte, ossia La scuola degli amanti)を聴きました。コロナ禍の最中に万全の対策の元に敢行されました。
舞台は素晴らしいものでした。全ての演奏会が停止となる中で、演奏の機会を奪われた演奏者たちが、音楽をすることの喜びに満ちた演奏でした。コロナ対策として、観客は全員マスク着用で、座席数は半減されました。幕間の休憩を省いたため、演奏時間は短縮されました。でも、実際の上演を見る限り、カットされたことによる不自然さや不満は皆無と言えます。
舞台は、ドアが三つあるだけの白を基調としたシンプルなものです。出演者は黒の洋服で、舞台の白と対比されています。この究極まで簡素化された演出は、正にこのオペラの正鵠を射るものだと感じました。コジ・ファン・トゥッテは次々に繰り出される絶妙なアンサンブルを楽しむオペラです。ドラマや衣装や舞台装置を音楽とともに楽しむというよりは、純粋に音楽を楽しむという性格が強い作品です。そもそも筋書きは荒唐無稽とも言えますから、ドラマとしてみると失望するかもしれません。
出演者もこのオペラにビッタリの歌手が選ばれています。特に指揮者のヨアナ・マルヴィッツはまるで映画俳優のような美人指揮者です。キビキビしたテンポ感と、軽快な演奏が、このオペラにぴったりでした。
配役
フィオルディリージ:エルザ・ドライシヒ
ドラベッラ:マリアンヌ・クレバッサ
グリエルモ:アンドレ・シュエン
フェランド:ボグダン・ヴォルコフ
デスピーナ:レア・デゾンドレ
ドン・アルフォンソ:ヨハネス・マルティン・クレンツレ
合唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヨアナ・マルヴィッツ
収録:2020年7月28・30日、8月2日 ザルツブルク祝祭大劇場(オーストリア)
2020.11.30 真の国土強靭化とは
11月29日に山梨県北杜市の太陽光発電による自然破壊を考える「ころぼっくる会議」が主催する「これでホントに大丈夫ですか?太陽光発電と地域のこれから〜豊かな自然と安全な暮らしを求めて〜」と題するシンポジウムに誘われて行ってきました。
北杜市では、いたる所に太陽光パネルが設置され、社会問題になっています。特に深刻なのは、10haを超えるような大規模メガソーラーが、山林の傾斜地の樹木を伐採して建設されていることであり、今だに6箇所以上のメガソーラーが建設中あるいは計画中であることです。多くは、住民への十分な説明もなく、森林の伐採が始まってから初めて周辺の住民が気づくといった例もあるようです。これに対して住民が働きかけても、行政はこれを全く放置して対応してくれないということです。全く信じられないようなことが北杜市では現実に起こっています。
北杜市の隣の長野県富士見町も、同様に多くのメガソーラー が建設されまた計画されています。幸いなことに、北杜市ほどは酷くありませんが、同様の問題を抱えていることには変わりがありません。
山梨大学の鈴木猛康教授による基調講演「増災ー太陽光発電施設設置による地域の資源・財産、くらしの破壊」がありました。歴史的に見れば、奈良時代から始まる遷都が大規模な自然災害の始まりということです。自然災害を引き起こす要因を人間が作ることを「増災」と呼びます。
地球温暖化で年々増え続ける大規模災害に対して、政府は国土強靭化を進めようとしています。原因を辿れば、自然災害といってもその要因はほとんどが人間が作り出した「人災」であり「増災」に他なりません。想定を超えた集中豪雨や大型台風は、この「増災」を顕在化し、見逃すことをしなくなったと言えます。
土砂崩れも、河川の反乱も、元を正せば山の斜面を切り崩した土木工事や、山の樹木の伐採や、もともと河川である場所に住居を構えるようになったことに原因があります。改めて、この原点に立ち返り、長い時間をかけて本来の自然の姿に戻していくことが真の国土強靭化だと思いました。
そのためにも、もうこれ以上、山の樹木を伐採してまでも太陽光発電所を建設することは直ちに止めるべきでしょう。
2020.12.9 結果オーライとなるかそれとも菅政権の痛手となるか
政府の分科会のあの温厚な尾身会長も、Go Toトラベル一時停止すべきであると明言しました。
菅総理は何としても経済を止めたくないようです。日本国民の自助により、その内にコロナの新規感染がピークアウトするだろうと高を括るたかをくくっているとしか思えません。それまでは、医療従事者には犠牲になってくれということなのでしょう。
安倍政権の時から依然として、コロナ対策の無策振りと対応の遅さが続いています。一方で、経済対策は前のめりと言って良いでしょう。コロナの感染拡大にはある程度目をつぶっても、経済活動を維持することが重要と考えていることは明白です。これも一つの政治判断ですから、はっきりと国民に説明したら良いでと思います。
厚生省にも期待が持てないようです。田村厚生大臣には期待したのですが、結局は厚生省という巨大組織に飲み込まれてしまったようです。PCRの検査体制は依然として脆弱なままですし、ソフトバンクが率先して実証した検査コストの低減も、国に任せていると一向に進みません。医療体制の危機も、放置しているようにしか見えません。
運よく、現在が感染のピークであるなら、結果オーライということになるのでしょうが、そうはいかないかもしれません。
2020.12.16 菅政権はコロナに勝てるか
日本学術会議の任命拒否問題では、人事の得意な菅総理の「上手の手から水が漏れた」と以前書きましたが、どうやら菅総理の勝ちに終わったようです。世論は学術会議側には味方することなく、任命拒否の明確な説明が無いことに憤慨しました。しかし、支持率には影響しませんでした。
ところが、今回のGo Toでは政府への批判が高まっています。何としても経済を止めたく無い政府に対して、コロナ感染への対応が後手後手であることに、専門家や医療従事者だけでなく国民の多くが、疑問を感じ、苛立ちを感じ、最近では憤りさへ感じるようになっています。このことが世論調査に現れ、内閣支持率の低下となりました。
一度言い出したら後に引かない菅さんですが、さすがに支持率には勝てないようです。相変わらず「移動では感染拡大しないと、専門家が指摘したことは事実ですから」と強弁していますが、自ら推進してきたGo Toの進め方の失敗だけは認めたくないのでしょう。
年末年始でコロナ感染が治るかどうかが、来年の行方を決めるように思います。
2020.12.25 コロナ慣れ
新型コロナの蔓延が止まりません。政府の徹底しない、後手後手の印象を受ける対策、国・自治体・専門家のバラバラなメッセージなど、もうコロナの感染拡大を止める術はないような印象です。
この1年の間言われ続けているPCR検査体制の拡大も、感染拡大に追いついていません。何がブレーキをかけているのか不思議でなりません。
商売をしている人たちは、もう政府や自治体が自粛要請をしても従わなくなっているようです。最初はコロナを恐れて仕方ないと思っていたでしょうが、若い人を中心に無症状の人が多いと分かってくると、恐怖心も薄らいで来ています。Go toキャンペーンはコロナ慣れを促進する結果となっています。
特措法の改正も、来年の国会でようやく審議が始まるようです。強力な内容の特措法は今必要なのであって、これから国会審議では、せっかく出来上がった頃には必要なくなっているかもしれません。菅首相は感染が収束してからと言っていましたが、これではリーダーとして失格と言わざるを得ません。
子供の頃には伝染病院というのが家の近くにありました。赤痢とかの伝染病に感染すると、一般の病院ではなく伝染病専門の病院に隔離されました。子供心には怖かったことを覚えています。現在のコロナ患者の急増による医療崩壊寸前の状況を見れば、昔の伝染病院のような専用施設が必須ではないかと思います。コロナ専用病棟を用意すれば、医療の資源が集中できますから、医療全体への負担は軽減されます。自然災害の時に避難住宅を短期間で用意するように、コロナ専用病棟を用意することができるはずです
イギリスで見つかった感染力の強いコロナの変異種も、すでに日本に侵入しているかもしれません。現在の入国管理はザルだと言われています。ここでも経済を優先するために、形だけの検査と行動制限にとどめています。感染研での遺伝子解析は不十分だと言われています。調べられていないだけのような気もします。
このままではコロナのワクチンを待つしかないようです。政府は手詰まり状態ですから、もう期待できないでしょう。
2020.12.31 コロナで明けコロナで終わるこの一年
新型コロナで明け暮れしたこの一年でした。昨年の今頃は息子一家が住むサンフランシスコの郊外のBirlingame という町で過ごしていました。もう少し時期が遅ければ、コロナの発生で帰国もままならないところでした。思えばその頃、カルフォルニアでもすでにコロナの感染が始まっていました。
コロナ禍で二つの政権が消えました。日本の安倍内閣と盟友米国のトランプ大統領です。
安倍首相は、コロナがなければ、「森友、加計、黒川、桜」でジリジリと支持率を落としたとしても、なんとか任期は満了したでしょう。国民を見くびったような国会答弁も、今の与野党の状況では容易に切り抜けたと思います。
しかし、コロナ対策はひどいものでした。場当たり的で、後手後手で、検査体制や法整備や緊急医療体制などの根本的なところは全て後回しになっています。この状況は菅政権にもそのまま継承され、菅内閣も支持率を低下させている有様です。今頃特措法の見直しと言っていますが、火事が消えてから消防車を手配しても手遅れです。Go toは早すぎ、特措法の見直しは遅すぎ、検査や医療対策は進まずと、国民任せのコロナ対策がしばらく続くのでしょう。
一方で、トランプ大統領もコロナさえなかったら、大統領選挙で圧勝したのではないでしょうか。もっとも、早期のワクチン開発に大金をつぎ込み、ワクチン開発を成功させつつあることはトランプ大統領の功績ですが、なんにせよ、その他のコロナ対策はひどいものでした。罰を受けるかのように、ご自身がコロナに感染するとは、まるで喜劇のようです。
バイデン次期大統領はコロナに感謝すべきかもしれません。だからと言って、中国に甘くならないよう願いたいものです。